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お墓参りのマナーと手順・やってはいけないことやお参りする順番は?

Etiquette and procedures for visiting the grave,

この世とあの世を繋ぐお墓参りは故人やご先祖様の供養だけでなく、私たちの心の平穏をも招きます。

皆さんはお墓参りはできていますか?

『お墓参りを自分でするのはちょっぴり不安』という方もおられるのではないでしょうか。

お墓参りの基本であるマナーやお墓参りの手順、やってはいけないこと、お参りする順番、などを覚えておけば誰でも安心してお墓参りができます。

今回はお墓参りのマナーや手順、やってはいけないこと・お参りする順番などについて調べてみました。

お墓参りのマナー

お墓参りと聞くとどうしても難しく構えてしまう方もいるでしょう。

ですがそんなに固く考える必要はありません。

これといったマナーがあるわけではなく、一般的な常識さえおさえていればそのまま普段通りの姿や振舞いでお墓参りは行うことができます。

お墓に眠っているのはこれまでお世話になった故人やご先祖様です。

敬意と感謝の心でお墓をきれいに掃除し、手を合わせます。

ですのでそれにふさわしいような、掃除しやすくあまり目立たたない地味目の服装で行くのがいいですね。

原色ギラギラの服装はお墓参りにふさわしくないでしょう。

あくまでも故人やご先祖様が優先ですので派手な服装は控えたほうがいいですね。

また、墓地の足元は段差などがあり危険です。

躓いてケガをしたり、よそのお墓に当たって迷惑をかけてもいけません。

掃除をしない場合でもスニーカーなどの歩きやすい靴を履いていきましょう。

お墓参りの手順

お墓参りの手順(やり方)を確認してみましょう。

  1. 寺院にお墓がある場合は、まず本堂で挨拶とお参りをする
  2. お墓の掃除をする
  3. お花を花立に供える
  4. 水鉢にきれいな水を入れる
  5. お供え物をする
  6. ろうそくを立て火を灯す
  7. お線香に火をつけ線香立てに立てる
  8. 合掌する
  9. お供えの品などを片付け持ち帰る

お墓の掃除

お墓参りと言えば、ご先祖様に手を合わせてお祈りをするだけと思っている方は多いはず。

それは間違いではありませんが、まずその前にご先祖様が眠っているお墓をきれいにしてあげましょう。

お墓の掃除と言っても、どのようにすればいいのかわからない方は、こちらを参考にしてみてください。

・墓石をたわしでゴシゴシこすったり、洗剤で洗ったりしないようにしましょう。墓石を傷つけないような柔らかいスポンジやタオルで水洗いするのが基本です。

・水はきれいな水を使います。

【お墓の掃除の仕方】

・お墓の中に落ちている落ち葉、枯れた供花、線香残りなどのゴミを取り除きます。

・お墓に雑草や木の枝が伸びていたら、花ばさみで切ったり抜いたりしましょう。

・雑草やゴミは持参したごみ袋に入れて持ち帰ります。

・柔らかいスポンジやタオルを水で絞って墓石を上から下に拭き清めます。

・掘られた戒名の部分は水で濡らした歯ブラシで優しくこすって汚れを取り除きます。

・さいごに乾いたタオルで墓石を拭き上げます。

こと細かく書いていますが、できる範囲で無理のないようにお墓をきれいにしてあげれば構わないのです。

お墓のお供え物

お墓に供えるものを五供(ごく)と言います。

五供は花、香、灯燭(とうしょく)、浄水、飲食(おんじき)のことで、花=供花、香=線香、灯燭=ろうそく、浄水=きれいな水、飲食=お供え物、です。

花・・・お供えする花

香・・・線香

灯燭・・ろうそく

浄水・・きれいな水

飲食・・お供え物

これらを必ず用意してお墓参りをしなくてはならないということではありません。

もしなにも用意せずに手ぶらでお墓参りすることがある場合は、上記の手順でなくても構いません。

線香の本数

また、お線香の本数は1本か3本などの奇数がいいようです。

宗派によって線香の数が決まっている場合もあります。

お墓参りでやってはいけないこと

お墓とお花

お墓参りでやってはいけないことや、やらないほうがいいこともあります。

墓石にお酒などをかける

故人がお酒好きだと墓石にお酒をかけてあげたくなるでしょうが、墓石の変色やベタベタ感が残ったりし、墓石を傷める原因となります。

お酒はかけないで、お供えしてあげましょう。

ろうそくの火を息で吹き消す

仏教では人間の口は災いを生み出すと考えられており、息でろうそくや線香の火を吹き消してはいけません。

手であおいで火を消しましょう。

トゲや毒のあるお花を供える

お花は故人の好きだったものをお供えしてあげたいですよね。バラのお花の場合はトゲをカットすれば大丈夫です。

毒のあるお花とは彼岸花をはじめ、トリカブト、ジギタリス、イヌサフラン、ダチュラ、水仙、鈴蘭といった私たちの身近なお花である為うっかりお供えしてしまわないよう注意が必要です。

他人のお墓に手を合わせる

お墓参りでは他人のお墓に手を合わせることはよくないと言われています。

お墓は故人の家であるという考えによれば、勝手に他人の家に入って掃除したりお供え物をしたり、手を合わせることと同じだからです。

また、他人のお墓に手を合わせると、そのお墓に眠っている故人が身内のものと勘違いしてついてくるともいわれます。

本来のお墓参りの目的は、そこに埋葬されているご先祖様に感謝してご供養をすることですから、他人様のお墓に手を合わせることは控えましょう。

他家のお墓内に入る

「他人のお墓に手を合わる」と被る面もありますが、他の家の墓内には入らないようにしましょう。

他家のお墓に物を立てかけたり手をかけるのもよくありません。

故人が可愛がっていたペットを連れていくこともあるかもしれませんが、他家の墓に入らないようにしましょう。

粗相のないように抱いていくなど、他家の墓内に入れないというマナーを守りましょう。

お寺や霊園によっては、動物類は墓地に入れない場合もあります。

お供え物を置きっぱなしにする

お供えした品物はそのままにせず持ち帰ります。またろうそくの火は消して帰ります。

お線香の火は、その墓地の決まりに従います。線香の火は消してくださいと書いてあれば消して帰りましょう。

消さなくてもいい場合は、そのままでいいのです。

お供え物から染み出た成分が墓石に吸収されて汚れたりシミになったりすることがあります。それより、カラスや野生動物が食い荒らし、お墓を汚す可能性があります。

お参りが終わるとお供え物も持ち帰るのがマナーです。

また、持ち帰ったお供え物を家の仏壇に再度お供えするのはNGです。

遅い時間の墓参り

昔から仏事は何事よりも優先されるべきだと考えられており、お墓参りも私たちの用事よりも先に済ませられる午前中にするのが常識とされてきました。

ですが今の時代は昔と生活も異なるため、そこまでお墓参りの時間帯は重要視されなくなりました。

ただ、遅く暗い時間は今も昔も変わらず好ましくないと考えられており、夜にお墓参りをすると魑魅魍魎(ちみもうりょう)=化け物が出ると言い伝えられています。

化け物の真偽はさておき、暗い時間は足元も危険ですのでやめておきましょう。

お墓参りの時間は何時まで?持っていくものや手ぶらでもいい?

お墓をお参りする順番は?

お墓をお参りする際の順番は故人と縁の深かった人からになります。

お祈りをする順番は、故人と縁の深い配偶者や血縁者からお参りを始めましょう。

決して孫や知人が先にお参りしてしまわないように気を付けてくださいね。

お墓参りのマナー・手順ややってはいけないこと・お参りする順番まとめ

〇お墓でお参りや掃除のしやすい派手でない服装で行く

〇手順は本堂へ挨拶とお参りをしたのち、故人の墓を掃除し、お参りをする

〇墓石にお酒をかけること、ろうそくや線香を息で消すこと、トゲや毒のある花をそなえること、遅い時間の墓参りは避ける

〇他家の墓内に入ったり、手を合わせたりしない

〇ろうそくは火を消し、お供え物は持ち帰る

〇お参りする順番は故人と縁の深い人から

以上、“お墓参りのマナー・手順ややってはいけないこと・お参りする順番”についてまとめました。

手順はありますが、これが前後してしまったからといってそう気にすることはありません。

故人やご先祖様は皆さんがお墓に足を運んでくれたことをとても喜ばれるはずです。

上記を参考にしつつも、普段から気軽にお墓参りをしてあげてくださいね。

お墓参りの時間は何時まで?持っていくものや手ぶらでもいい?

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