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車検期間は1年ごとではなく2年に変更された!車の車検は何年ごと?

Vehicle inspection is every year?

車を所有するためには必ず車検期間で車検を受けなければなりません。

車検期間は何年ごとなのか即答できる人は、かなり自分の車に愛情を注いでいるのかもしれません。
普通自動車以外の車両の場合この車検期間というものが少しだけ複雑になっているようです。

普通自動車のような車の場合、車検期間は2年となりますが、車検が1年ごとの車もあるのです。

バスやタクシー、そして貨物車に分類される車の車検期間が1年ごとになるようです。

車検期間は「道路運送車両法」により制定されていますが、この法律が改正される前では普通自動車でも車検期間が2年ではなく1年ごとに行わなければならない条件がありました。

ここでは、最も所有しやすい普通自動車の車検期間や、所有している人も多いキャンピングカーなど特殊車両の車検期間は何年ごとなのかなどに関して調べてみました。

車検期間は1年ごとではなく2年ごとに変更!

車検

公道を走る全ての車両に義務付けられているのが車検です。

車検=「自動車検査登録制度」

1995年までの車検制度は、新規登録から10年以上経過した車両に関しては1年ごとに車検を受けなければなりませんでした。

車の製造技術が向上したことや技術革新により車両の耐久性が向上したため時代に合わせて1995年に道路運送車両法が改正されました

そこで、

10年以上経過した車両でも車検期間は2年となりました。

しかし、例外があります。

車の技術革新や耐久性が向上した現在でも、貨物車などは稼働時間が長く車体自体の消耗が激しいと予想されるため車検期間は1年となっています。

車の車検期間は何年ごと? 

車 Car

車の車検期間は車の種類によっても車検期間が異なってくるようですね。

乗用車や軽自動車と、特殊な車両とでは車検期間が違います。

細かな車の種類によるそれぞれの車検期間を見てみましょう。

乗用車・軽自動車の車検期間

乗用車や軽自動車は新車登録から3年後が車検です。
その後は2年ごとの車検となります。

キャンピングカーの車検期間

キャンピングカーは、改造の内容やサイズにより下記にあるように4種類に分類されます。それぞれ車検期間が異なっています。

また当然ですが車検費用も異なります。

キャンピングカーの分類による車検期間
・8ナンバー 車検は2年ごと(新規登録後は2年後)
・3ナンバー 車検は2年ごと(新規登録後は3年後)
・1ナンバー 車検は1年ごと(新規登録後は2年後)
・4ナンバー 車検は2年ごと(新規登録後は2年後)

バス・タクシー・貨物車の車検期間

貨物車

この他にバスやタクシーや稼働時間の長い貨物車両、そして乗客を乗せるバスなどの車両は安全に運行するため1年ごとの車検となります。

車の法定点検とは?

車の点検

車の整備に関しては、

車検とは別に法定点検がある

法定点検は法律で定められています。

法定点検の目的


車検とは目的が違っています。

法定点検の目的は「車が故障なく快適に走れること」をチェックすることです。

法定点検の期間

法定点検の期間は

12ヵ月点検と24ヵ月点検

がありますが、点検内容はそれぞれ異なった箇所を点検するため、車の安全が十分保障されます。

法定点検の罰則

車検を受けずに公道を走行した場合、道路運送車両法違反となります。
罰則も6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金といった、かなり厳しい処分を受けることになってしまいます。

一方、法定点検を受けずに公道を走行しても

罰則はありません

しかし、安全に車を使用するためにも法定点検は受けておきたいものですね。

この他に、道路運送車両法では日常点検が定められています。こちらも罰則はありませんが、自他の安全を守るためにも必ず行うことをお勧めします。

車検期間は1年ごとではなく2年!車の車検は何年ごと?まとめ

車の点検整備

車の車検について調べてみると意外なことが分かりました。

道路運送車両法などの法律は車両を使用する場合、事故が無く安全に使用できるようにするための法規制ですよね。
この法律は、昭和26年(1951年)に制定されているので60年以上の歴史があるようです。

この法律は時代に合うように何度も部分的に変更されています。

現在の車両はかなり安全基準が厳しいので車が故障することも少ないようですね。

新規登録から10年以上経過した車両の車検期間が2年に変更されたのは、所有者、特に車を大事にしている人にとっては喜ばしい事ですね。

しかし、その代わりドライバーは安全に走行する自覚を持つ必要がありますよね。
その一環として日常点検など簡単に出来ることを積極的に行えば、トラブルを未然に防ぐことになります。

そして、何より安心して気持ちよく運転できるのではないでしょうか。

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