女の子の成長を祈る3月3日のひなまつり。
この時に必ず用意されるお菓子といえばひなあられですね。
このひなあられにはどんな意味が込められているのでしょうか。
子どもにも分かりやすく教えてあげたいですよね。
また、ひなあられの由来や食べる時期も知りたいですね。
今回は“ひなあられの意味を子どもに説明するには?由来やいつ食べるのがいい”について調べてみますね。
ひなあられの由来
名古屋文化幼稚園の年長さん約100名が、ぽかぽか陽気の久屋大通庭園フラリエにて、#流しびな を行いました。
— 名古屋文化学園保育専門学校【公式】 (@nagoyabunka) March 1, 2019
園児さんたちが作った流しびなに、保護者の方、園児さん、それぞれの願いを書いて折ったおりづる2羽を乗せて、小川に流しました。
年長さんは1年かけて鶴を折れるように練習したそうですよ♪ pic.twitter.com/UwUE1xZ92P
ひな祭りになるとひな人形や甘酒、ひし餅、ちらしずしなどと一緒に用意されるひなあられ。
女の子はみんなひなあられを目にすると嬉しい気持ちになりますよね。
このひなあられ、いつからひな祭りに食べられるようになったのでしょうか。
ひな祭りは中国の「五節句」のひとつ、「上巳(じょうし)の節句」が元だと言われています。
「上巳の節句」は中国では3月3日とされ、この日に無病息災を願い水に自身の厄を流す風習がありました。
そして日本には紙で作った人形(ひとがた)を自身に例え厄を払う習慣があり、それらが融合し平安時代に「流しびな」という紙の人形を川に流し厄を払う習慣が生まれました。
また、同じく平安時代に貴族の女の子の間で「ひいな遊び」という、人形に着物を着せたり調度品を揃えて遊ぶ古代版おままごとがされ始めました。
それが江戸時代になると一般化し布製の着物を着たひな人形となり広まります。
するとこのお人形が大流行、着物はどんどん豪華に。
そして高価で川には流せなくなり、また子どもにも遊ばせることができなくなり家に飾られるようになったそうです。
当時の子はこの飾られたひな人形にお外を見せてあげようと天気のいい日に家から持ち出し野山を見せてあげていました。
これを「ひなの国みせ」といいます。
この時にひな人形と共に持って行ったお菓子がひし餅を砕いてあられにした「ひなあられ」でした。
それ以降ひな祭りにはひなあられをいただくようになったとされています。
ひなあられはいつ食べるのがいい
やっと今日出せた!
— たかっち (@takfs4690316109) February 9, 2022
申し訳無さげのひなあられ(笑) pic.twitter.com/48bDzcsvs4
ひなあられを食べる時期は特に決まっていません。
節分が終わったころからお店にはひなあられが並び始めますよね。
可愛いパッケージの色とりどりのひなあられ。
ひな祭りの日まで家のお雛様の横に飾ってもいいですし、早めにいただいても大丈夫なようです。
地域によってはひな祭りが新暦の4月3日のところや八朔(旧暦8月1日)8月25日頃~9月23日頃のところもあり、まちまちです。
ご家庭の都合に合わせてひな祭りの頃にひなあられを楽しくいただくといいですね。
ひなあられの意味を子どもに説明すると?
お米で作ったひなあられが売れております。お米の香りがして美味しいです。(^^)大豆入りです。 pic.twitter.com/VuK5UbrtyB
— 御菓子司 青柳(和菓子店) (@aoyagiwagasi) February 6, 2022
ひなあられには『娘が健やかに成長するように』という願いが込められています。
このひなあられですが、ひし餅と同じ桃・白・緑の3色のものと、桃・白・緑・黄の4色のものの2種類があります。
雛あられの色には意味がある
それぞれの色に込められた意味は
3色ひなあられ
桃(桃の花)・・・魔除け
白(雪)・・・清浄
緑(新緑)・・・健康長寿
4色ひなあられ
桃(桃の花)・・・春
緑(新緑)・・・夏
黄(紅葉)・・・秋
白(雪)・・・冬
というイメージとなっています。
3色、4色いずれも一年を通して娘が健康で幸せでありますようにという思いが込められています。
子どもと一緒にひなあられをいただくときには一粒一粒それぞれの色に意味や季節があることを説明し、健やかな成長を願っていることを伝えましょう。
雛あられを食べる意味は?
小さな子供にひな祭りに雛あられを食べるのはどうしてなのか?説明するには。
まず大事なポイントを押さえておきましょう。
・ひな祭りは子供たちの健康と幸せを願って行われるお祭りです。
・昔は家の中だけでなく、天気のいい日に雛人形を持ってお出かけして、外でひな祭りをしました。
・その時に持って行ったおやつが、菱餅を食べやすく小さくした雛あられです。
雛まつりは子どもたちが健康で元気に育つことを願ってするお祭りです。
昔はお雛様と一緒にお出かけして、一緒におやつを食べたりして遊んだんですよ。
その時に持って行ったのが雛あられです。
今でいうピクニックに行っておままごと遊びをするのと同じことを昔は雛人形でしていたんですよ。
雛あられには、みんなが1年間元気で健康に過ごせますようにという願いが込められているから、ひな祭りには雛あられを食べて元気に遊びましょうね。
ひなあられの意味を子どもに説明する・その由来やいつ食べる?まとめ
3月3日(木)は、年中行事の「桃の節句」「ひな祭り」です。「上巳の節句」が始まりです。ひな祭りといえば、「菱餅」「ひなあられ」「ちらし寿司」「白酒」「蛤の潮汁」。ご馳走の謂れを知れば… https://t.co/Q9kMpWzWHo pic.twitter.com/ubDXiTPmPQ
— ヤマザキサトシ@2012年からず~とテレワーク (@sayamaza) March 3, 2016
〇3色のひなあられには『魔除け、清浄、健康長寿』の意味が込められている
〇4色のひなあられには『春、夏、秋、冬』の意味が込められている
〇江戸時代の「ひなの国みせ」の遊びの時に持って行ったことが由来
〇ひな祭りの頃にいただくとよい
以上、“ひなあられの意味を子どもに説明する・その由来やいつ食べる?”についてまとめました。
元々は関東と関西では使われる米の種類や味に違いがあったそうですが、現代では自分の好みに合わせてひなあられを選ぶことができます。
是非お好みのひなあられで楽しくひな祭りをお祝いくださいね。