最近では「若者のクルマ離れ」と言われることもあるようですが、日本国内全体でみれば車の所有率は、かなり高いのではないでしょうか。
車を保有すると車検(自動車検査登録制度)がありますが、ご存じのように車検には有効期限があります。
車検満了日はわかっているけど、いつから車検を受けることができるのでしょうか?
車検は受け方次第で車検満了日が変わることがあります。また、車検満了日を意図的に前倒しすることもできます。
車検満了日前後に車を使用しない期間がある場合は、車検を受ける必要はありません。車を使用する時に再度車検を受ければ大丈夫ですが、この場合車検満了日が変わることになります。
ここでは、「車検はいつから受けられるのか」などや「車検満了日はどのような期間となるのか」など重要なことですが、意外と正確に知られていないので調べてみたわけです。
車検満了日が変わるのはどういう時?
車検の有効期間は最大で2年間です。
車検は、車検満了日の1か月前から受ける方が一般的です。
車検満了日1か月前から車検満了日までに車検を受けた場合、車検期間は元の車検満了日から2年間確保されます。
つまり3月3日が車検満了日で、その1か月前から3月3日までのどの日でも車検を受けた場合は、次の車検は3月3日から2年間ということになります。
しかし、この車検満了日前1か月というのは法律では決まっていません。
このため、車検満了日1か月前よりも早く車検を受けることも可能です。
車検満了日より1ヶ月以上前に車検を受けると、次の期限が前倒しされて、車検期間が2年より短くなってしまいます。
つまり車検期間は車検を受けた月でリセットされてしまいます。
これを聞くと、なんだかデメリットばかりのような気がします。しかし、早めに車検を受けるメリットもあると思います。
また、車検満了日が過ぎてしまった場合、車を運転することができなくなりますが、そのような場合は、もう一度車検を受ければ問題ありません。
その車検を受けた月から2年後が車検満了日になるので、車を使用しない期間がある場合は、その方法も有効ではないでしょうか。
車検はいつから受けられる?
車検を受ける時期は、一般に多くの方が利用するのは車検満了日から1ヶ月前までの期間です。
つまり、この期間で車検を受ければ次の車検まで最大期間となり長い目で見た場合車検費用の節約になります。
また、法律で決まっているわけではないので1ヶ月前という期間以外で車検を受けることも可能です。この場合にはデメリット、メリットがあります。
まず、車検期間は2年間ですが短縮して車検を受けることが可能です。
この場合、車検の有効期間が短くなるため費用的にはデメリットになりますが、メリットもあります。
メリットは、自分の都合で車検を受けることができることです。
通常の車検満了日1ヶ月前というタイミングで車検を受ける場合、車検場の混雑具合などでスケジュールが合わないような問題を避けることができます。
車検満了日を確認する方法
ところで、次の車検はいつか、車検をいつ受けたらいいのか、確認しておくことが大切です。
なぜなら、車検を受けていないとその車を運転することができなくなるからです。
車検満了日を確認する方法はいくつかあります。
車検ステッカー
一般的に車検満了日を確認する方法は、フロントガラスに貼られている車検ステッカーを確認します。
車検を受けている車であれば必ずフロントガラスの上側に貼ってあります。
この車検ステッカーには車検の有効期限が切れる年月日が記載されているので、すぐに車検満了日を確認することができます。
車検証
その他には、紙媒体で車検証が必ず車内に入れてありますよね。
これは法律で決まっているため、車を運転する場合は車検証の原本を携帯しなければならないからです。
(無いと法律違反になります)
多くの場合車のグローブボックスに保管していると思います。
車検証には情報がたくさん記載されていますが、車検期日も記載されていますので、車検満了日を確認することができます。
自賠責保険証
車の所有者は自賠責保険に入ることが義務付けられています。
自賠責保険に入ると自賠責保険に入っているという証書を渡されますが、そこに車検満了日の記載があります。
自賠責保険は、一般的には車検と同じ日に手続きをします。そして、車検証と一緒に車に入れておきます。
車検満了日が変わるのはどういう時?車検はいつから?まとめ
車検期間が2年間というのは車検費用も含めて時代に合っているのかは分かりませんが、法律のコンセプトは車を安全に利用するための法律ですよね。
そして現在、全国的に見れば車は大事な生活必需品になっていることが多いと思います。
車を所有する高齢者も多いので現在の交通事故自体は減少していないようです。
そして事故原因の多くは運転操作に関することであり、車両が原因となった事故は全体から見れば少ないようです。
これは、車の性能が向上したことや車検制度のおかげなのではないでしょうか。
いずれにしても、車検は車の安全性を保つことが目的です。それに加えて、大事なことは安全運転を心がけることではないでしょうか。