サービスエリアでの車中泊を考えている初心者の方、マナーなどについてはよくわからず気になっていませんか。
初心者の方にもわかりやすく、サービスエリアでの車中泊のマナーについて、お話をしたいと思います。
サービスエリアで車中泊はOK?
サービスエリアは基本的に車中泊は禁止されてはいません。
サービスエリアは、高速道路使用者が運転途中に仮眠や休憩をとるための施設です。ですから、車を停めて眠ること自体は問題ありません。
なので、長期の滞在は、マナー的には好ましくなく、ひとつのサービスエリアに留まり続けて何泊もするということは避けましょう。
なぜなら、サービスエリアは休憩施設であって、宿泊施設ではないからです。
長期間滞在しなければならない場合などは、SAやPAに宿泊施設が併設されているところもありますから、そのような宿泊施設を利用してみるのもいいかもしれません。
車中泊のマナー初心者必見!
車中泊は、場所代としては、無料で宿泊できるわけですから、非常に魅力的ではありますが、だからこそマナーは守らなければいけません。
車中泊をする上で大切なマナーを確認しておきましょう。
1.エンジンを切る
車はエンジンを切ると、冷房や暖房が切れてしまうため、エンジンをかけっぱなしにしておきたいと思うこともあるかもしれません。
しかし、エンジンをかけっぱなしにすると、周囲に騒音と排気ガスで迷惑をかけることになります。
また、排気ガスが出続けていることは、環境にも良くありません。
2.多くのゴミを捨てない
サービスエリアなどに家庭ごみを持ち込んではいけないことは知っている方でも、車中泊中に出たゴミくらいなら捨ててもいいのではないかと思っているかもしれません。
しかし、車中泊中に紙皿やお弁当箱の容器など、たくさんゴミが出てしまったとしたら、結構な量になりますよね。
それをサービスエリアの備え付けのゴミ箱に捨てることは好ましくありません。
RV施設ではごみを捨ててもいいところもありますが、車中泊で出たごみは持ち帰るのがマナーです。
3.トイレに残飯を流さない
トイレや洗面所に食べ残した食べ物などを流すことは、マナー違反です。
詰まる原因にもなりますし、食べ物の汁やかすが飛び散った状態は、トイレを使いたい他の人から見ると気持ち悪いでしょう。
同様に食器などを洗面所で洗う行為も好ましくありません。
洗面所を使う一般の方に対する迷惑行為になります。
食べ物のかすが詰まるかもしれませんし、洗面所は手洗い場として使うところで、長く占領するべき場所ではないからです。
4.車外に物を広げない
駐車場はキャンプ場ではありませんので、駐車場の空きスペースにテーブルや椅子などを出してはいけません。
サービスエリアの駐車場は、あくまで車を停めるためのスペースだということを忘れないようにしましょう。
また、広いスペースがほしいからといって、乗用車なのに大型車用の駐車場に停めたり、健常者なのに車椅子の方のための駐車場に停めたりすることも厳禁です。
5.電源を使用しない
許可なくサービスエリア内の電源を使用しないようにしましょう。
スマホやPC、バッテリーなどの充電に無断で電源を使用すると、窃盗罪に問われることになります。
日本RV協会では「公共駐車場でのマナー厳守10カ条」を決めています。
サービスエリアの上手な利用法
車中泊をするときに、サービスエリアを利用することは有効なことがわかりましたが、上手に利用するためのコツをご紹介しましょう。
1.走行音から離れる
車中泊するサービスエリアは、高速道路の本線から離れた場所を選んだ方が良いです。
なぜなら、高速道路は夜も大型トラックが走っているため、走行音が絶えず聞こえ、夜通し走行音で眠れなくなるからです。
ですから、高速道路からはできるだけ距離を取ることが賢明なのです。
2.駐車場の隅っこを選ぶ
サービスエリア内での駐車する場所のおすすめは、進入口に近い方の端っこです。
多くの車は、手前の道からサービスエリア内に入ってくるので、進入口に近い駐車場は、車通りが少ないのです。
進入口近くに場所がない場合は、駐車場のできるだけ隅っこの方を選ぶようにしましょう。
建物やトイレの近くを選ぶと、夜中でも利用者の話し声やドアの開け閉めの音などで睡眠を中断されることになります。
3.大型トラックから距離をとる
また、大型トラックから遠い位置に駐車するのがベターです。
大型トラックの運転手はエンジンをかけっぱなしで仮眠することが多いので、アイドリングの独特な音で眠れなくなるからです。
サービスエリアの車中泊マナー・そもそもSAで車中泊はOK?初心者まとめ
今回の記事では、サービスエリアでの車中泊のマナーについて、初心者の方のためにまとめました。
車中泊をするときは、下記の事項に留意しましょう。
- エンジンは切る
- 多くのゴミを捨てない
- トイレに残飯を流さない
- 車外に物を広げない
- 電源を使用しない
また、車中泊をするサービスエリアを選ぶコツとしては、高速道路の本線から離れたサービスエリアを探すことです。
サービスエリア内では、進入口に近い方の端っこを取ることがおすすめです。そして、大型トラックから距離をおくことです。
車中泊に必要なもの初心者編・これだけは絶対に持っておきたい必需品はこちら
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