今、ダイエッターに注目されているオートミールですが、白米との値段比較や栄養成分、食物繊維が気になっている方も多いと思います。
この記事では、オートミールと白米の具体的な値段比較と、それぞれの栄養成分の比較、食物繊維の役割について、ご紹介いたします。
オートミールと白米の値段を比較!
体に良いと言われているオートミール、しかしコスパは気になるところですよね。
あんまり高かったら続けられないかも…と思った方、大丈夫です!
安心してください。
結論から言いますと、オートミールはとてもコスパが良く、業務スーパーなどでしたら、白米よりも安く買うことができます。
オートミールと白米・1食分の値段比較
では、オートミールと白米の1食分の値段を比較してみましょう。
オートミールの最安値はおそらく業務スーパーで売られている1㎏が430円のものかと思われますので、それで計算しましょう。
ちなみに、産地はカナダです。
オートミールの1食分を少し多く見積もって50gとします。(本当は1食分の基本は30gです。)
430円÷20食=約22円
となりますね。
一方、お米は値段がまちまちですが、5kgが2000円と想定しましょう。
お米5kgは約33合となります。
1食(150g)が半合だと計算すると、5kgは約66食分ですね。
2000円÷66食=約30円
となります。
お米はもっと高いものも安いものもありますし、オートミールに関しては、最安値の業務スーパーのものを基本にしていますので、選ぶメーカーによって、誤差はあると思いますが、オートミールが高いということはなさそうなことがわかりましたね。
オートミールダイエットをする上で、経済的な心配はないことがわかり、安心しました。
オートミールと白米の栄養成分を比較
オートミールと白米の栄養成分(1食分)を比較してみましょう。
1食分として | 白米 150g | オートミール50g |
エネルギー | 234kcal | 175kcal |
タンパク質 | 3.8g | 6.9g |
脂 質 | 0.5g | 2.9g |
炭水化物 | 55.7g | 34.6g |
ビタミンB1 | 0.03g | 0.1g |
鉄 分 | 0.2mg | 2.0㎎ |
食物繊維 | 0.5g | 4.7g |
オートミールと白米を比較すると、エネルギーや炭水化物といった現代人が抑えたい栄養素の値が低く、逆にタンパク質や鉄分など積極的に摂取したい栄養素の値が高いことがわかりますね。
白米に比べてオートミールの脂質が高くなっていますが、オートミールの脂質には不飽和脂肪酸が豊富に含まれているので良質な脂質であり、生活習慣病の予防にもつながります。
※オートミールは1食30gが推奨されていますが、50gとして計算した数値ですから、実際はもう少し低くなりますね。
オートミールと白米の食物繊維を比較
オートミールには、食物繊維が非常に多く含まれており、なんとその数値は白米の約22倍です。
食物繊維は、腸内環境を改善する役割を果たします。
オートミールには、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が含まれています。
水溶性食物繊維
水溶性食物繊維は、名前の通り、水に溶ける食物繊維であり、腸内の善玉菌を増やしたり、血液中のコレステロールを低下させたりします。
その結果、便が柔らかくなりますので、便秘になりがちな人には効果的ですよね。
不溶性食物繊維
不溶性食物繊維は、こちらも名前の通り、水に溶けない食物繊維です。
腸内で水分を吸収して膨らむため、便のカサを増やし、便通をスムーズにします。
オートミールはこの2種類の食物繊維がバランス良く含まれているので、腸内環境の改善にとても有効なんですね。
オートミールと白米・調理の違い
オートミールとは、えん麦という穀物が原材料の食材です。
白米は一般的に炊飯器で炊いて蒸らすなど、一定時間がかかります。
オートミールと白米の何が違うって調理が簡単なところです。(ただし、スティールカットオーツという種類のオートミール以外)
オートミールは、1食分をお湯で柔らかくして食べるのが基本の食べ方となりますが、もっとも簡単で人気のある調理方法は、電子レンジです。
お皿にオートミールを入れて、全体が浸るくらいの量の水を入れて、約2〜3分温めるだけで食べられますから、ご飯を炊くよりも遥かに早いですし、洗い物も少なくて楽ちんですね。
体に良いというメリットもありますが、この手軽さに惹かれて、オートミールを日常の食事に取りいれている方も少なくありません。
オートミールと白米の値段を比較!栄養成分や食物繊維と効果まとめ
今回は、オートミールと白米の値段を比較し、栄養成分や食物繊維、その効果についてまとめました。
基本的に、オートミールは白米よりも1食分の値段が安く、経済的に優しいことがわかりました。
また、オートミールは、タンパク質や鉄分などの栄養素が白米よりも遥かに多く含まれており、特に食物繊維は白米の約22倍と驚異的な数値であることがわかりました。
食物繊維は、便通を促進する上で非常に重要な効果を出しますので、便秘気味の方にはぜひ取り入れてもらいたいですね。