SNSで話題のアニサキスボールペンの寿命はいつまでなのでしょうか。
アニサキスボールペンは、中のアニサキスがいつまで生きているのか気になるところですね。
意外と寿命長い?2週間は生きてたらしいです。
アニサキスボールペンのことは、高知県の魚屋さんとFUNAさんがツイッターでつぶやいています。
高知県のFUNAさんが作ったのを魚屋さんが教えてもらって作ったのがはじまりのようです。
ここでは、アニサキスボールペンの寿命やアニサキス自体の寿命などについてみていきます。
この記事では、SNS投稿の引用を掲載しています。
アニサキスボールペンの寿命!いつまで生きている?
なななんと・・2週間前に作ったアニサキスボールペンの主は生きていた。驚愕!!
怖い。
2週間も生きているんだと?あとどのくらい生きているのだろう。
これは正直わかりません(汗)
海遊生活している野放しのアニサキスは長い間生きているようです。しかし、ボールペンの中のアニサキスの寿命はそう長くないらしい。
ハーバリウムオイルの中に入れているので、長生きできないのかもしれませんね。
オイルの中だから息ができないとか・・?海の水と違って油だから。
それとも、寄生虫だから何かに寄生しないと長くはないのかもしれません。
海の中で生まれたアニサキスは、甲殻類に寄生してそこからまた寄生先を渡り歩くのです。
アニサキス自体の寿命
寄生虫のアニサキス自体の寿命はどのくらい?という疑問が湧いてきますね。
アニサキスの寿命
アニサキスは線虫類に属します。
寄生虫には寿命があります。
医動物学入門 には以下のように書かれていました。
種によって異なるが、
・線虫類の回虫は1-2年
・フィラリアでは5年
・吸虫は2~3か月から20年(肝吸虫)
・条虫は40年
したがって、線虫類であるアニサキスの寿命は1~2年ということになります。
体調わずか2~3㎝の細長い寄生虫なのですが、1年以上生きているのですね。
驚異的な生命力です。
アニサキスボールペンは高知県の魚屋とFUNAさん発
アニサキスボールペンを最初に作ったのは高知県のFUNAさんという方です。
FUNAさんは、アニサキス食中毒にかかった経験がある方です。
その経験から、アニサキスをボールペンにすることを思いついたのだとか。
一般人には発想がちょっと思いつかないものですね。
そして、そのツイートを見た高知県の魚屋さんが、おもしろそうだとFUNAさんに作り方を教えてもらったそうです。
魚屋さんは多田水産といって、ただ面白そうだし、お客さんが増えてくれたらいいな、くらいの感覚で作り始めたそうです。
ネットでアニサキスボールペンが話題になり、今では多田水産さんに買いに訪れるお客さんもたくさんいるそうです。
アニサキスボールペンは、多田水産さんの売り上げにも貢献しているようで、多田水産の社長さんは、FUNAさん様様です、と言っています^^
いまのところ、アニサキスボールペンを作って販売しているのは、高知県の多田水産さんだけのようですね。
アニサキスが寄生した魚などを食べると食中毒を起こしたりします。
では、人間の体内に入ったアニサキスの寿命は一体どのくらいなのでしょうか。
人間の体内に入ったアニサキスの寿命は?
人間の体内に入ったアニサキスは、あまり長生きできなくて、およそ4~5日くらいで死ぬようです。
人の体内では成虫になれないのだそうです。
仮に体内に入り込んだとしても成虫にはならないと聞くと、ちょっとホッとしますね。
アニサキス症の痛みは、体がアニサキスを排除しようとするアレルギー反応によるものなので、アニサキスが死ぬと自然と痛みも治まります。
つまり、もし仮に痛みを我慢して放置しても症状は4-5日で自然治癒します。
BY:医療法人中村会 中村診療所 なかむら内視鏡センター
アニサキスが体内に入る前に死滅させる方法
30匹って!!
ほんとに死ぬほど入っていて、これをきれいと思う人もいれば、これで字を書くのを想像すると、怖い気がするのは私だけでしょうか。
いつまで生きているの?寄生虫アニサキス自体を死滅させる方法は?
アニサキスは加熱や冷凍すると死ぬ!?
アニサキスは加熱(60℃で1分)や冷凍(-20℃で24 時間)で死滅するんだそうです。
●加熱60℃で1分
魚は加熱調理して、魚の奥に潜んでいるアニサキスまで十分熱が届いていれば死んでいます。
●冷凍-20℃で24時間
家庭用の冷凍庫は一般に-18℃の設定になっているので、48時間以上冷凍する必要があるみたいです。
家庭の冷凍庫で「48時間冷凍したので安全」とも言えない理由があります。
・冷凍庫の開け閉めによって温度が上がる
・冷凍庫の霜取りファンで定期的に温度が上がる
・食材が冷凍されるまでに半日かかるので、48時間のスタート地点につくのは、冷凍庫に入れて半日後からの計算になる。
ですから、家庭の冷蔵庫で冷凍してアニサキスを死滅させようとするなら、
48時間+12時間+α
が必要ということになりますね。
つまり、-20℃で24時間以上中心部分まで冷凍するということは、完全に冷凍された状態のままで24時間以上-20℃以下を保ち続ける必要があるということです。
アニサキスボールペンと寿命と高知県の魚屋とFUNAさんまとめ
●アニサキスは体調2~3㎝くらいの白い線状の物なので目視ができます。
特に、魚を生でいただくときは目視で見ることが肝心です。
●アニサキスボールペンの寿命は?はっきりとはわかりません。が、2週間は生きてたというツイートがある・・。
●アニサキスボールペンを最初に作ったのは高知県のFUNAさんです。
高知県の魚屋多田水産がFUNAさんに作り方を教えてもらって販売し始め、一部の人たちに人気となっています。
●アニサキスは、主に青魚などに寄生する寄生虫です。
アニサキス自体の寿命は1~2年と言われています。
●人体に入ったアニサキスの寿命は4~5日くらい。人体の中では生きられないので4~5日で死滅します。
●アニサキスは、加熱60℃で1分、冷凍-18℃で48時間で死滅する。ただし、食材の中心部まで到達した時間で計算すること。
(家庭用冷蔵庫で冷凍する場合は、開け閉めの時や霜取りで定期的に庫内の温度が上がるので注意が必要です。)