2004年に大ヒットした映画『世界の中心で愛を叫ぶ』は、作品の舞台となったロケ地の美しさでも有名です。
ロケは、庵治町や、空港、島、オーストラリアなどでおこなわれたとのことですが、詳しい場所が気になりますよね。
今回は、『世界の中心で愛を叫ぶ』のロケ地である庵治、空港、島、オーストラリアに関する情報をまとめていきたいと思います。
世界の中心で愛を叫ぶのロケ地・庵治
8月の庵治町。高校時代は庵治は郡部で、同級生は陸の孤島から通学と言われていた。一人は東大に進学、通産省に。もう一人はお目目クリクリの美人さんで小学校の先生に。今や世界の中心で愛を叫ぶ町になってしまった。恐るべし庵治町 #観光交流館 #竹居観音 pic.twitter.com/ES9xFiYO5v
— kazoo-kazoo (@kazookazoo1) August 8, 2021
『世界の中心で愛を叫ぶ』のロケの中心となったのは、香川県高松市のある庵治(あじ)町です。
庵治町は、四国のいちばん北の方の地域の瀬戸内海に沿った場所に位置しており、海に浮かぶ島とその後ろに見える山が一望できる風景がとても美しく、静かな港町です。
昭和のおもかげを残すノスタルジックな町並みもまた、映画の見どころのひとつとなっていましたね。
本作のロケ地として全国的にその名を知られるようになってから、撮影スポットを訪れる映画ファンが後を絶ちません。
特に、純愛の聖地とも呼ばれる庵治・観光交流館は、映画に登場したロケセット「雨平写真館」を復元したものだそうです。
えーご存知ない方の為に説明しますと
— d@1賀正🐯🐯🐯 (@dt0605) May 31, 2020
映画「世界の中心で愛を叫ぶ(2004)」でロケ地に選ばれた香川県高松市庵治町。
そこに建てられた記念交流館に主人公・朔太郎(演:森山未來)が乗ってた小型自動二輪が展示されてます。 https://t.co/4y0KaSvc72 pic.twitter.com/WEMEBNHM4y
レトロな雰囲気のこの建物の館内は、落ち着いた雰囲気で、「寫眞館の珈琲」というカフェが入っています。
展示室には、映画のロケ地の写真が常時、展示されているとのことで、セカチューファンにはうれしいですね。
また、観光交流館の敷地内には、縁結びのスポットとして大人気のむすび地蔵が設置されています。
そして、この観光交流館から海に沿って15分ほど歩くと、皇子神社の鳥居が近づいてきます。
さらに階段をのぼっていくと、映画の中で、サクとアキが語り合っていたブランコがありますよ。
神社の境内で、ブランコから海が見えるなんてとっても素敵ですよね。
ちなみにの『世界の中心で愛を叫ぶ』の原作の舞台は、作者の片山恭一さんによると、愛媛と福岡をミックスした町なのだそうです。
愛媛は片山恭一さんの故郷で、福岡は現在住んでらっしゃる町とのこと。
つまり、原作の世界観は、1990年頃で片田舎の町なのですが、架空の町だったのですね。
映画化にあたり、原作のイメージに近い町を探した結果、香川県高松市のある庵治町が採用されたということなんだと思います。
世界の中心で愛を叫ぶのロケ地・空港
流石…世界の中心で愛を叫ぶ、やわ!#高松空港 #目の前でカップル使ってるし笑 https://t.co/3CjlbgCDLL pic.twitter.com/faAGvBAJye
— てる太 (@teruta0822) July 22, 2018
物語のクライマックス、サクが「助けてください」と叫ぶシーンで有名な空港でのロケは、高松空港でおこなわれました。
二人がオーストラリアに向けて旅立とうとした場面でした。
建物前面はガラス張りになっているため、外の荒れた天候との対比も印象的でしたね。
現在、高松空港からは、東京の羽田と成田、そして那覇への国内線と、ソウル、上海、台北、香港などへの近距離の国際線が就航しています。
残念ながら、高松空港からオーストラリアへ行く便はないようですね。
ちなみに、日本からオーストラリアへ行く場合、飛行時間は、ざっくり直行便で8時間~11時間ほどだそうです。
経由便で乗り継ぎ時間を含めると12時間~24時間ほどかかることもあるそうですので、オーストラリアはかなり遠いです。
サクは病気のアキを連れて、オーストラリアに行こうとしていましたが、やはり現実的ではないですね。
きっと高校生とはいえ、サクやアキも現実的に難しいことはわかっていて、それでもなお行こうとしていたところに切なさがあったのだと思います。
世界の中心で愛を叫ぶのロケ地・島
四国最北端 竹居岬から稲毛島灯台 pic.twitter.com/VpJGugXOiV
— とん@北海道 (@tu_3__ton_3) April 4, 2019
サクとアキが、「夢島」と呼ばれる無人島に一泊旅行で出かけるシーンがありました。
この島は、実際は「稲城(いなげ)島」という名前です。
庵治町の北側の瀬戸内海に浮かぶ小島で、無人島となっています。
島に渡るための定期船などは出ていないのですが、夏休み中などは、期間限定で、島巡りの船が出ていることもあるようです。
また、島の全景は、庵治町から見ることができるようですね。
ちなみに、二人が島で一夜を過ごしたホテルの廃墟は丸亀市本島にあったそうですが、今では取り壊されてしまったそうです。
世界の中心で愛を叫ぶのロケ地・オーストラリア
ウルルは「世界の中心で愛を叫ぶ」で話題になりましたが、2019年10月にアボリジニに返還されるため、それ以降は登れません。また、一年で3分の1しか登山道が開かないため、登れたのは貴重な体験でした。エアーズロックとも言いますが、返還を機にウルルが正式名称となります。 pic.twitter.com/YjxqDIxRvZ
— パンダマン (@popopoonspopoon) July 20, 2018
大人になったサクが、アキとの約束を果たすために訪れたオーストラリアのウルル。
アキは、ウルルは、「世界の中心」と思える場所だと語り、訪れることを願っていました。
ウルルはオーストラリアのウルル=カタ・ジュタ国立公園にある巨大な一枚岩のことで、以前は「エアーズロック」の名で知られていました。
現在は、この地を聖地とみなすアボリジニの人たちの呼び名「ウルル」が正式な名称となっています。
本作にとってはもっとも象徴的なスポットであり、観光地としても有名ですが、アボリジニの人々にとっては、大変神聖な場所なので、撮影する上ではいろいろと規制があり、大変だったようです。
特に本作のカギとなる、サクがアキの遺灰を撒くシーンですが、こちらは近隣のアリススプリングスで撮影がおこなわれたとのことです。
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世界の中心で愛を叫ぶのロケ地は庵治・空港や島やオーストラリアまとめ
庵治町遠見山の山腹より。稲毛島を横切るブルーライン。後ろにはしょうどしま丸と小豊島。#upTAK #内海フェリー #小豆島フェリー pic.twitter.com/rO4XEqdpr8
— 蕎麦殻文様 (@sovamong) October 18, 2020
今回は、『世界の中心で愛を叫ぶ』のロケ地である庵治町や空港、島やオーストラリアについてまとめました。
2004年に大ヒットした本作は、胸を打つ純愛ラブストーリーであったということに加え、ロケ地の美しさもまた作品の大きな魅力であったようですね。
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