食品添加物が使われている食品はたくさんあります。その中でも特に気を付けたい食品について掲載します。
危ない食品添加物が含まれている食べ物や飲み物10品。その2です。
何が危ないのかというと、食品ではなくその食品に含まれる食品添加物が危ないのです。
一つ一つの食品に含まれる食品添加物は微量でも、それを毎日毎日、毎食食べているとしたらどうなるでしょう?
2・3人前などペロっといけちゃう、朝飯前という大食漢の方は注意しましょう。添加物も倍倍入ってます。
こちらの本の要約を基として、自分自身の備忘録としても役に立っています。
この記事では実は危ない具体的な食品についてと、では、どのようなものを選べばいいのか、について記載しています。
食品添加物が使われている危険な食品10種類-2
私たちは知らずに食べてはいけない危ない食品を食べている可能性があります。
具体的にどのような食品が危ないのか、本に沿って記載するシリーズ第2弾です。
※「これを食べてはいけない」本文中の一部分のみ抜粋しています。
食品添加物が使われている食品!添加物が多い食べ物や飲み物10種類その3はこちら
1-1.アサリ・シジミ・ハマグリ
ほとんど中国産か北朝鮮産。日本でとれるのは猫の額ほどの浜しかないのでわずかです。
中国や朝鮮半島から稚貝を輸入して、国内で養殖しています。
原産地表示を義務付けるJAS法では、国内で養殖しても原産地は表示する義務があるのですが、ほとんど国産としか表示されていません。
中国産や北朝鮮産の貝は重金属汚染が懸念されています。
残念ですけど、国産かあちら産かわからないものは買わないってことにしましょう。
1-2.とんかつ
とんかつにする肉の部位は、ロースかヒレのどちらかと決まっています。
豚肉は赤身が多いほうが上質だとされています。
白い脂身の部分には、有害物質が蓄積されやすいそうです。
その点でも赤身のほうが安全です。
また豚肉に限ったことではなく、食肉全般に言えることで、農薬などの有害物質が脂身部分に残留していることが公的な研究機関で確認されています。
また、スーパーで売られているパックのとんかつは、衣に添加物が使われています。
原料肉をグァーガムなどの粘液で処理した後、ポリリン酸塩を含むバッター液に浸し、最後にパン粉をつけて揚げる
こうするとパリッと仕上がるだけではなく、ポリリン酸塩の効用で肉と衣がはがれにくくなるのですって。
ポリリン酸塩は食品添加物で、ラット実験で腎石ができることが確認されています。
とんかつを買うなら、赤身の多い肉を選ぶこと。
冷凍のとんかつは、原産地がわからないし、衣に添加物が使われているから買わない。
1-3.ワサビ
ワサビはチューブ入りのワサビや、寿司チェーン店で出される小袋ワサビなどがあります。原材料名欄には、本ワサビとか西洋ワサビとか書かれています。
西洋ワサビは、東ヨーロッパ原産でアブラナ科の「ホースラディッシュ」のことで、主に肉料理に使われ、色は白。
それに対し、本ワサビは、日本原産のワサビです。西洋ワサビと同じアブラナ科多年草で清流沿いで昔から栽培されている。
チューブ入りワサビはこの二つを混ぜて作られています。原材料名に香辛料抽出物の記載があれば要注意です。
香辛料抽出物とは、香辛料から有効成分のイソチオシアン酸アリルだけを抽出した添加物で、香辛料の辛みや香りを補うために添加される食品添加物です。
- 「本ワサビ入り」は、本ワサビが50%未満のもの
- 「本ワサビ使用」は、本ワサビ50%以上
- 買うなら「本ワサビ100%」のものを買う。
1-4.牛丼
みんな大好き吉野家の牛丼!なぜ安いのか考えたことありますか?
そうです。安いのには理由があるんです。吉野家さんでは、米国産のトモバラを使っています。
トモバラは、「ショートプレート」と呼ばれ、牛の下腹に当たる部分で脂身が多いので米国人は見向きもしないものです。当然価格も安いわけです。
そこに目をつけたのがここ。数社の大手ミートパッカー(屠殺から解体・加工・箱詰めまでを一貫して行う巨大食肉加工会社)と契約をし、ショートプレートを冷凍ブロックのまま輸入しています。
危険部位の除去不全などの安全性にも問題点があるかもしれないという不安は付きまといます。
安いからたまに利用したりしますが安いのには理由があることを知っておきましょう。
1-5.シューマイ
手軽に食べられる冷凍シューマイ。
肉シューマイ・エビシューマイ・カニシューマイなどの冷凍食品があります。
肉シューマイでは、40%まで大豆たんぱく(脱脂大豆)を入れてもいいことになっています。ですから目一杯大豆たんぱくの入った肉?シューマイを食べていることになります。
エビやカニのシューマイでは、生食には向かない廃棄同然のエビやカニを大量に安く仕入れてこれを使います。魚のすり身も入れているし、エビやカニの味を出すために食品添加物をたくさん入れています。
買いませんけど、買うなら豚肉100%使用のシューマイを買いましょう。ですって。
手作りしないなら、信頼できる精肉店で直接販売されているシューマイが一番確かですって。
1-6.ペットフード
犬猫などのペットは人間に比べて体が小さいです。ですから食べ物の影響も大きくなります。
今やペットもアレルギーや生活習慣病が多発しているといいます。
ペットフードには酸化防止剤が含まれています。それが問題です。
酸化防止剤には、BHAやブチルヒドロキシアニソールなどがあります。BHAはラット実験で前胃にがんができることが確認されている添加物です。
ペットフードには食品衛生法※が適用されませんからね。
酸化防止剤の表示を確認して、ペットに害のないものを買うようにしましょう。
食品衛生法とは
日本で国民が安全に飲食できるように、必要な規制や措置を決めて、飲食によって起こりうる危害を防止しましょう。という法律です。
食品や添加物、食器や割烹具、容器や包装、乳幼児のおもちゃなどが規制の対象になります。
エクシールの工場インフォから抜粋
1-7.チョコレート
チョコレートに入っているカカオ豆が問題である。カカオ豆はガーナ・エクアドル・ペルーなどから輸入しています。
2006年10月にエクアドルから輸入したカカオ豆から「2,4-D」が基準値を超えて検出され廃棄、積戻し処分になっている。
「2,4-D」はベトナム戦争で米軍が大量に散布した枯葉剤のことです。
猛毒のダイオキシンを含有し、「ベトちゃんドクちゃんのような」多くの奇形児を生み出しました。
エクアドル産のカカオ豆を輸入しているのは大手商社だけだそうです。
買うなら南米産のものでも有機栽培されたカカオ豆を原料にしたチョコレートを選びましょう。信用できる健康食品店にはこのようなチョコレートが置いてあるそうですよ。
1-8.ホッケアジ干物
干物といえばカチカチに硬いものを想像しますが、最近の干物はぷよぷよで柔らかいものが多いようです。
また、塩分控えめで塩分を薄くしているので傷みやすい。傷みやすい分食品添加物で補っているということです。
原価50円もしない安い加工用のホッケを大量に仕入れて、魚肉エキス、酸化防止剤、化学調味料を含んだ干物用の液体に一晩漬けて、25度から30度の温風で乾燥させるとすぐに干物が出来上がる。
中には保存料のソルビン酸カリウムを密かに使用しているものもあるというのに、表示などまったくされずに居酒屋や定食屋のメニューになっている。
干物を買うなら完全無添加で天日干しのものを選ぶ。
静岡県の内浦漁協などは漁協ぐるみで安全対策に取り組んでいる。そういうところのものを選ぶとよいと書いています。
1-9.缶コーヒー
コンビニや自販機で売られている缶コーヒー。いつでも気軽に買えるし飲めるので人気です。
しかしこの缶コーヒーが、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因かもしれないということです。
ある大学病院でSAS患者60人に食生活の調査をしたところ、眠気を覚ますため60人中26人が缶コーヒー類を1日5本以上飲んでいた。中には10本近く飲んでいた人もいた。
缶コーヒーは1本で200KCalあるものもある。
だから、カロリー過多で肥満傾向になります。そうすると、空気を吸い込む気道の入り口が肥満などの理由で狭まり、SASが激しくなるという悪循環に陥ります。
缶コーヒーを飲むなら「完全無糖」のものを飲みましょう。
1-10.ワイン
赤ワインにはポリフェノールが含まれるから女性にも人気がありますよね。
赤ワインや白ワインには酸化防止剤が入っています。ワインは開けると酸化しやすいので、早く飲み切る方も多いのではないでしょうか。
酸化防止剤として使用されているのは、亜硫酸ナトリウム、次亜硫酸ナトリウム、二酸化硫黄、ピロ亜硫酸ナトリウムがあります。
これらの中には体に有害な物質が含まれているものがあります。
ある病院では、赤ワインを飲むようになって眠れなくなったという患者さんが多いらしいのです。眠れなくなった方はワインをやめてほかのお酒に変えてみるといいかもしれません。
それより、最近酸化防止剤無添加というワインを見ることがあります。私は酸化防止剤無添加ワインを選びます。
次の10食品その3はこちら、食品添加物が使われている食品!添加物が多い危険な食べ物10ー3
食品添加物が使われている食品!添加物が多い食べ物や飲み物10種類ー2まとめ
危ない食品添加物が入っている食品たちと、その選び方についてのまとめです。
- アサリシジミハマグリ・・日本の海でとったもの以外は買わない。
- とんかつ・・・・赤身の多いものを選ぶ。
- ワサビ・・・・・本ワサビ100%のものがよい。
- 牛丼・・・・・・安いのには理由があることを知る。
- シューマイ・・・肉シューマイを買うなら豚肉100%のもの。
- ペットフード・・酸化防止剤不使用のものを買う
- チョコレート・・有機栽培されたカカオ豆が原料のもの。
- ホッケアジ干物・・完全無添加で天日干しのものがよい。
- 缶コーヒー・・・完全無糖のものを選ぶ。
- ワイン・・・・・酸化防止剤無添加のワインを選ぶ。