一年に一度、織姫と彦星が会える日とされている七夕。
そんな七夕の日にすることといったら何でしょうか。
七夕に日には何をしたらいいのか、また食べるものは何なのか知っておきたいですね。
今回は“七夕にすることは決まってる・何したらいい?食べるものはなに?”について調べてみますね。
七夕にすること・何したらいい?
7月7日の花:笹
— 花🌸🌼🌺🌷🌻🌹 (@lilacblueblue) July 6, 2020
花言葉:ささやかな幸せ
稲科タケ亜科
寒冷地でも育つ
🍀童謡「たなばたさま」昭和16年
笹の葉さらさら軒端に揺れる
お星様きらきら金銀砂子
五色の短冊 私が書いた
お星様きらきら空から見てる
※五色の短冊:五行説の五色
緑・紅・黄・白・黒#ナエ花言葉 pic.twitter.com/AWPCNS18ae
幼稚園や保育園では必ずと言っていいほど行われる七夕まつり。
誰もが一度は短冊に願い事を書いて笹の葉に飾り、「ささのはさらさら~のきばにゆれる~」と『七夕さま』の歌を歌ったことがあるのではないでしょうか。
昔は各家庭でこの七夕まつりが行われていましたが、今ではあまり見かけなくなりましたね。
さて、七夕とはいったいどのような行事なのでしょうか?
昔天の川のほとりで天の神の娘の織姫が自分の髪も服も構わず毎日一生懸命はたを織っていました。その姿を不憫に思った天の神は働き者で真面目な牛飼いの彦星を織姫の結婚相手に選び2人を結婚させました。しかしそれからというもの、2人は一切働かなくなり遊んで暮らすようになりました。天の神が叱っても言うことを聞かなかったことから天の神は怒り、2人を天の川の東と西に引き離しました。会えなくなった2人は毎日悲しみに暮れ、さらに働かなくなりました。そこで見かねた天の神が「2人が毎日まじめに働くのなら一年に一度だけ会うのを許そう」と言ったそうです。
これが七夕の織姫と彦星のストーリーです。
私たちも織姫と彦星が出会えるという一年に一度の7月7日に七夕まつりをするようになったのですね。
それでは七夕に願い事を書く短冊飾りについて説明しましょう。
まず七夕は中国の乞巧奠(きこうでん)が日本に伝わったものです。
乞巧奠とは中国で7月7日の夜に『針仕事が上手になるように』と女性が星空に祈る日のことです。
それが日本では七夕となり7月7日に短冊に好きな願い事を書くという風習に変わったのですね。
短冊に願い事を書く
七夕には、短冊に願いを込めて書きます。
願い事を書く短冊には5色の色があり、それぞれの色には込められた意味があります。
これも中国の陰陽五行説からきています。
これらの意味を踏まえて色を選び短冊に願い事を書くとよさそうですね。
青(木)・・・成長
黄(土)・・・人間関係
赤(火)・・・感謝
白(金)・・・義務や規則
紫(水)・・・学業
七夕飾りを笹の葉に飾る
願い事を書いたら笹の葉に飾りましょう。
笹は竹の若い背丈の低いものととてもよく似ています。
七夕では笹でも竹でもどちらでもよいとされています。
また、笹も竹も殺菌効果があり縁起のいい植物で昔から大事にされてきました。
ですので身近で手に入りやすいほうを選び短冊を飾るといいですね。
七夕飾りは短冊のほかに以下のように6つの飾りもあります。
このような物も飾りつけすると賑やかでいっそう華やかになりますね。
・吹き流し・・・・裁縫の上達を願う飾りですが魔除けの意味もあります
・くずかご・・・・倹約や清潔に、物を粗末にしないの意味があります
・羽鶴(千羽鶴)・・折り紙で鶴を折って飾り長寿を願います
・巾着・・・・・・折り紙を財布や巾着の形に折ります。金運上昇を願います
・網飾り(あみかざり)・魚を捕る漁網です。大漁を願います
・紙衣(かみこ)・・折り紙で作った人形や着物。裁縫の上達や病気の厄払いを願います、また着るものに困らない意味もあります
七夕様の歌を歌う
幼稚園や保育園で「たなばたさま」の歌を歌った方は多いのではないでしょうか。
小さなお子様がいらっしゃる方なら一緒に「七夕様」の歌を歌いながら笹飾りをしたり、七夕に食べるおやつなどを食べるのもいいですね。
「七夕様」のCDもありますから七夕の日に流しておくと更に盛り上がります。
七夕に食べるものは何?
七夕の食べ物
— らいらっく (@pfeasy) July 6, 2021
索餅(さくべい)と呼ばれる油で揚げた硬い唐菓子。大元はお菓子、というよりは小麦をこねて乾燥させた保存食といった意味合いの物で、これから派生して素麺などの麺類が生れた結果、七夕に素麺を食べるという風習にもなりました。中華街で売っている麻花(よりより)は原型か親戚#七夕 pic.twitter.com/xlFRcACEnn
七夕に食べるものといえば素麵(そうめん)です。
これは意外と知られていないようですね。
この素麺、元々は中国で7月7日に無病息災を願い食べられていた索餅(さくべい)という小麦粉で作ったお菓子が由来です。
索餅が次第に形を変え素麺となっていったと言われています。
旧暦で言うと7月7日は現在の8月20日頃にあたりますから、暑さもピークでさっぱりとした素麺がぴったりな時期になります。
また、この素麺は天の川を連想させたり織姫の織る織り糸も連想させられることから、七夕に合う食べ物とされています。
七夕に食べるといいもの
- 素麺(そうめん)
- ちらし寿司
- オクラ
- 索餅(さくべい)
- 金平糖(こんぺいとう)
- 七夕ゼリー
七夕に食べたい5色の素麺
ちらし寿司はお祝い事には必ず出現するお料理ですね。
ちらし寿司には、えびやれんこん、ゴボウや人参、イクラなど縁起のいい食材がたくさん入ります。
オクラは星形なので七夕にピッタリ。いろいろな料理に入れて使えます。
また、七夕用に作ったゼリーなども涼しげでいいですね。
索餅は小麦粉や米粉で作られた素朴な味のお菓子ですね。堅パンのような感触で食べられます^^
金平糖もかわいい星型なので七夕に食べるのにピッタリのお菓子ですね。江戸時代から食べられているようです。
七夕ゼリーは、手作りでもできますね。星形の型を使って、スイカやメロンなどを飾ると立派な七夕ゼリーになります。
七夕にすること・何したらいい?食べるものは何?まとめ
七夕素麺 実は2段 pic.twitter.com/Fid8yJO2Ou
— むね飯にく (@daikyoukin0510) July 7, 2021
〇七夕には短冊に願い事を書いて笹や竹に飾る
〇七夕様の歌を流す
〇短冊は五行説にならい、5色の紙に色にちなんだ願い事を書く
〇七夕には素麺やちらし寿司、索餅、七夕ゼリーなどを食べる
以上、“七夕にすること・何したらいい?食べるものは何?”についてまとめました。
七夕は中国由来の行事だったのですね。
今年の7月7日は夜空に天の川が見えるでしょうか。
星空を見ながら笹の葉に短冊を飾ったり素麺をいただいたりして、是非七夕を楽しんでみてくださいね。