土用丑の日が近づくとスーパーなどでうなぎを見かけることが多くなりますよね。
主にうなぎを食べるとされているのは夏の土用丑の日のことですが、土用丑の日は春夏秋冬それぞれにあります。
では2023年の土用丑の日はいつなのでしょうか。
また、うなぎ以外に食べるといいとされている食べ物は何でしょうか。
今回は“土用の丑の日はいつ2023年春夏秋冬年4回・うなぎ以外の食べ物は?”について調べてみますね。
土用の丑の日はいつ?2023年
毎日お疲れ様です。
— かんちゃん(旧かんけん) (@KentaroKannari) June 21, 2022
今シーズンも鰻を売ります!!
土用丑の日は、7月23日(土)です。
新日本プロレスのG1 CLIMAXも
始まっています🔥
これはもう暑い夏になりそうです🌞 #鮮魚#鰻 #土用丑の日
※写真は昨シーズンです。 pic.twitter.com/FD4I1tazLF
『土用丑の日』と聞くと『夏にうなぎを食べる日』と頭に浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
このうなぎを食べる文化の歴史はとても古く、今から1200年も前の万葉集で大伴家持が
石麻呂に 吾物申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻捕り喫せ
と詠んだ記録が残っています。
これは
石麻呂さん、夏痩せにいいといううなぎを捕って食べなさい
という意味です。
すでにこの頃からうなぎには栄養があって、夏バテにもってこいの食材だということが認識されていたのですね。
それもそのはず、なんとうなぎにはビタミンCを除く全ての栄養素が揃っているのです。
うなぎが夏バテに効き目があるのは事実だったのですね。
ちなみに、2023年の夏の土用丑の日は7月30日(日)です。
今年の夏は是非ともうなぎを食べて乗り切りたいですね。
土用の丑の日は春夏秋冬年4回!
˙
— ツキとタイヨウと暦 (@_NichiNichi_) April 16, 2021
土用とは、立春、立夏、立秋、立冬直前の各約18日間のこと。
陰陽五行説に由来する考え方で、引越し・地鎮祭・土いじり・開業・結婚・就職・転職などを土用に行うのは好ましくないのだとか。
体調を崩しやすい季節の変わり目なので、無理せず、ゆっくり過ごすのが良いのかもしれません。#土用
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古代中国では万物を火・水・木・金・土の5種類の元素からなると考える五行説が生まれ、のちにこの五行説に陰陽思想が結びつき陰陽五行説となりました。
そしてこの考えは風水や四柱推命の基になっており、日本でも私たちの生活に深く根付いています。
五行説では春を木、夏を火、秋を金、冬を水とし、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の前18日間ずつを土用としています。
四立(年によって多少ずれます)
1.立春 2月4日ころ
2.立夏 5月5日ころ
3.立秋 8月8日ころ
4.立冬 11月7日ころ
そして土用は年4回、季節の変わり目の時期として考えられています。
土用は四立(立夏・立秋・立冬・立春)の前18日間ずつですから
春の土用・・1月17日~2月3日ころ
夏の土用・・4月17日~5月4日ころ
秋の土用・・7月21日~8月7日ころ
冬の土用・・10月20日~11月6日ころ
となります。
また丑の日とはこちらも五行説からきており、日を循環する十二支にあてたもので丑の日は12日に1回巡ってくることになります。
なので土用丑の日とは『土用の期間にある丑の日』ということになりますね。
ちなみに、土用丑の日は干支の巡りによっては一つの土用期間に2回あることがあります。
十二支が12個なので、丑の日が18日間で2回巡ってくることがあるということです。
十二支は
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥
(ね・うし・とら・う・たつ・み・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・い)
土用の丑の日2023年春夏秋冬はいつ?
関東は早くも梅雨明け宣言🌻土用丑の日はまだまだ先ですが、こんなに連日暑いとうなぎが食べたくなります😵💦
— 日本橋観光案内所 (@nihonbashi_t_i) June 28, 2022
日本橋周辺にはご紹介したいうなぎ屋さんがたくさんあるのですが、「鰻はし本」さん…!今年の秋に建替え予定だそうです!昭和テイストの町屋風店舗でぜひ焼き立てを🏃💨#日本橋観光案内所 https://t.co/Jwodh6v8rc pic.twitter.com/WvnIKNBOY9
では2023年の土用丑の日を紹介しますね。(※もう終わってしまったものもあります。)
・冬 1月19日(木)、1月31日(火)
・春 4月25日(火)
・夏 7月30日(日)
・秋 10月22日(日)、11月3日(金)
上記を見てもらうとお分かりのように、秋と冬の丑の日は2回ありますね。
1回目の丑の日のことを一の丑、2回目の丑の日のことを二の丑と呼びます。
一般的にうなぎを食べるのは夏の土用の丑の日で、一の丑の日とされています。
土用の丑の日のうなぎ以外の食べ物は?
🌿和菓子 土用餅…京都寬永堂製。銘々皿 仙台堆朱。抹茶茶碗 黄瀬戸。茶花 藤袴、矢筈ススキ。土用の丑の日。暑気払いには江戸時代よりウナギが定番…と思っておりましたが、京都の方は「平安時代より厄除けの小豆を使った土用餅」を召し上がると。情報が発達した現代でも知らない事が多くて楽しい pic.twitter.com/LiO846z8U3
— nairu (@nairunokaze) July 27, 2021
先ほど土用丑の日は季節の変わり目にあたると説明しましたが、この時期は気温の変化で体を壊しやすく精を付けたい時期でもありますね。
そんな時に昔から食べるといいとされていたのが「う」のつく食べ物です。
うなぎの他に
・うどん・・・消化吸収に優れており、夏バテで弱った胃腸に優しく小麦の栄養がエネルギーとなる。
・梅干し・・・クエン酸が含まれており、疲労回復、食欲増進に効果的。
・瓜(きゅうりやスイカ)・・・水分やカリウムにより体の余分な熱を逃す。むくみや高血圧を予防する。
が、食べられてきました。
また、他にも
・土用餅(土用あんころ餅)・・・あんころ餅の餡の小豆に含まれるたんぱく質、糖質、ビタミン、カリウム、カルシウム、食物繊維が疲労回復やだるさ、夏バテ、便秘解消、高血圧防止に効果がある。
・土用しじみ・・・タンパク質やグリコーゲン、タウリン、ビタミンが含まれており他の貝に比べ栄養価が高い。肝機能の活性化や貧血予防にもよい。
・土用卵・・・卵は完全栄養食品と言われ、さらに土用の期間に産み落とされた卵は特に栄養価が高いと言われている。
といった食べ物も土用丑の日に良いとされてきました。
土用の丑の日はいつ2023年春夏秋冬年4回・うなぎ以外の食べ物まとめ
土用丑の日
— ちょんだらー (@tyondaraa) July 21, 2020
セブンのうなぎ
土用しじみ
レモンサワー
乾杯🍻 pic.twitter.com/xD0NencQxm
〇土用丑の日は春夏秋冬の土用期間にある丑の日のこと
〇2023年の残りの土用丑の日は7月30日、10月22日、11月3日である
〇土用丑の日に食べるとよいものはうなぎの他にうどん、梅干、瓜、土用餅、土用しじみ、土用卵がある
以上、“土用の丑の日はいつ2023年春夏秋冬年4回・うなぎ以外の食べ物”についてまとめました。
今年は梅雨明けが早く、6月末現在すでに猛暑日が続いています。
まだ夏は始まったばかり。
今年の長い夏を乗り切るためにも7月30日の土用丑の日には是非ともうなぎや「う」のつく食べ物、土用餅やしじみ、卵をいただいてみてくださいね。