ベンチャーズのリズムギターを担当し『テケテケサウンド』で人気を博したドン・ウィルソン。
あの迫力満点で素晴らしいサウンドを作り出した彼の使用していたギターが気になります。
また、2022年1月22日にこの世を去りましたが死亡原因はなんだったのでしょうか。
今回は“ドンウィルソンが使用したギターは何?メンバー交代や死亡原因は?”について調べてみますね。
ドンウィルソンが使用したギターは何?
2022年1月22日、ベンチャーズの創設者であり元リズムギタリストのドン・ウィルソンが永眠いたしました。
— The Ventures M&I (@VenturesMandI) January 24, 2022
享年88歳でした。
彼が日本にロックをもたらせてくれました。
ありがとう、ドン。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
2022年1月24日 M&Iカンパニー pic.twitter.com/nnysWuRd2l
ドン・ウィルソンが音楽に興味をもったのは7~8歳のころでした。
初めて触れた楽器はティッフルだったそうです。
ギターを始めたのは意外と遅く23歳の時だったそうです。
そのとき中古車のセールスマンをしていたドン・ウィルソンの元へボブ・ボーグルが車を買いに来たそうで、2人は仲良しに。
レンガ職人をしていたボブ・ボーグルの紹介でドン・ウィルソンも同じ職場で働くことになりました。
そこからお互いがギターを弾いているという話になり、まずは2人でデュオを組んで演奏をするようになります。
ドン・ウィルソンが25歳くらいの1958年、2人は質屋へ行きステラ、ハーモニーというギターを購入。
15ドルほどだったそうです。
しばらくそのギターで学んでいき、ボブが「貯金してフェンダーのギターを買おう」と言い2本のストラトキャスターを購入したそうです。
その後の使用楽器は
・フェンダー・ジャズマスター(1962年~1963年、1973年~2000年代前半)
・モズライト・ベンチャーズモデル(1963年後半~1966年)
・モズライト・コンボ(1967年~1968年)
・ギブソン・SG(1969年~1973年)
・アリアAP・ドン・ウィルソン・シグネチャー・モデル
・アリア・ベンチャーズモデル
・Willson Brothers The Ventures Signature
近年はWillson Brothers The Ventures Signatureというオリジナルモデルのギターを主に使用していたそうです。
ベンチャーズメンバー交代が多い理由
訃報3ドン・ウィルソン Don Wilson →グループはメンバー変遷が多数あり、ドン(左上)は2015年に実質上引退。オリジナルのベース、ボブ・ボーグルは2009年死去、リードギターのノーキー・エドワーズは2018年死去、初期メンバー、ドラムスのメル・テイラーも1996年死去している。この4人が核的メンバー。 pic.twitter.com/6VzITlzoIS
— 吉岡正晴 The Soul Searcher (@soulsearcher216) January 23, 2022
【旧メンバーの交代理由】
ドン・ウィルソン・・・2015年に高齢のため日本ツアー参加を引退、本国での活動は継続。
ボブ・ボーグル・・・2015年に腰痛のため日本ツアー参加を引退、レコーディングには参加。
ノーキー・エドワーズ・・・牧場の馬主となり競馬界に進出するために脱退、1972~85年に一時復帰、1999年以降は時々参加していたが2016年に高齢のため引退。
ジェリー・マギー・・・1972年にスタジオやセッションに転向するが1984年急病のボブ・ボーグルの代役でツアーに参加、1985年脱退したエドワーズの代わりに再加入、2019年ツアー中に心臓発作で死去。
メル・テイラー・・・1972年ソロ活動のため脱退したが1978年再加入。1996年日本公演中に体調が悪化し帰国し肺がんが発覚、その10日後に死去。
ジョージ・バビット・・・未成年であったため活動が限られ脱退。
ホーウィー・ジョンソン・・・在籍中に交通事故に遭い後遺症が残ったため脱退。
ジョー・バリル・・・1978年コカイン使用が発覚し脱退。1999年以降はレコーディングに参加。
ジョン・ダリル・・・1972年作曲家へ転向。
ビフ・ビンセント・・・1976年スタジオミュージシャン、編曲家、レコーディングエンジニアに転向。
デイヴ・カー・・・1973~74年の1年だけキーボードで参加。作曲家、編曲家、プロデューサーとして活躍しながらベンチャーズのレコーディングには度々参加。
サンディ・リー・・・表向きは1968年健康上の理由での脱退だったが実際は覚せい剤の使用で解雇。
旧メンバーの交代は上記のような理由のようです。
結成から63年も経つのですからメンバーが何人も交代していてもおかしくはないですよね。
ベンチャーズはメンバー候補を何年も活動に同行させ、急なメンバー交代にも対応できるようにしているそうです。
ドンウィルソンの死亡原因
「ザ・ベンチャーズ」ドン・ウィルソンさん死去 88歳 #nhk_news https://t.co/85iwTHkLaO
— NHKニュース (@nhk_news) January 24, 2022
2022年1月22日、ドン・ウィルソンは88歳で亡くなりました。
死因は老衰による自然死だったそうです。
4人の子供に見守られながら息を引き取ったそうです。
ベンチャーズを結成しオリジナルメンバーのリーダーとして大活躍したドン・ウィルソンの死を世界中のファンが悼みました。
ドンウィルソンが使用したギターは何?メンバー交代や死亡原因まとめ
訃報1ドン・ウィルソン Don Wilson インスト・ロック・グループ、ヴェンチャーズ The Ventures の創始者リズム・ギタリスト、2022年1月22日ワシントン州タコマで老衰で死去。88歳。https://t.co/jXfAxBfxoE(写真左から2番目)1960年「ウォーク、ドント・ラン」が大ヒット。そのギター・サウンドが→
— 吉岡正晴 The Soul Searcher (@soulsearcher216) January 23, 2022
〇近年使用していたギターはWillson Brothers The Ventures Signatureというオリジナルモデル
〇メンバーの交代の主な理由は高齢・転向などで、再加入やレコーディングのみ参加もある
〇ドンウィルソンの死亡原因は自然死だった
以上、“ドンウィルソンが使用したギターは何?メンバー交代や死亡原因”についてまとめました。
ドン・ウィルソンに憧れてギターに夢中になった人も多いのではないでしょうか。
ドン・ウィルソンの遺してくれたベンチャーズがいつまでも交代を重ねながら続いていって欲しいですね。
ベンチャーズの名曲7曲をランキングにしてご紹介しています。名曲集はこちら