オートミールが今、日本でも流行っていますが、種類がいろいろあり、それぞれの違いや特徴がわからなくて悩んでいる方は多いと思います。
どれが自分には、おすすめなのか気になりますよね。
今回の記事では、オートミールの種類とそれぞれの違いや特徴について、さらに種類別にどんな人におすすめなのかをまとめていきたいと思います。
オートミールの種類とその違い
オートミールはイネ科の穀物からとれます。イネ科の穀物である「オーツ麦」を食べやすく加工した食材です。
オーツ麦の外皮を残したまま加工するため、多くの栄養素が豊富に含まれているのが特徴。
オートミールは、蒸したりローラーで平らにしたりといった加工を施され、さまざまな種類に出来上がっています。
オートミールを使い勝手の面で分けると、大きく以下の2つに分けることができます。
お米のように鍋で炊く必要がある
スティールカットオーツ
スティールカットオーツは固くてそのままでは食べられません。
電子レンジなどで加熱しすぐ食べられる
以下3種類のオートミールは、電子レンジで加熱するだけですぐ食べられます。
ロールドオーツ
クイックオーツ
インスタントオーツ
オートミールレシピとして、一般的によく紹介されているのは、電子レンジなどで加熱すればすぐに食べられるタイプのオートミールです。
調理に手間がかかるスティールカットオーツのメリットは、栄養価が高いところです。
外皮や胚芽が残っているので、お米で言うなら玄米のようなものです。
スティールカットオーツは、一般的なスーパーではあまり売られていないので、かなりこだわりのある人が選ぶタイプのオートミールとなります。
すぐに食べられるタイプのオートミールについては、次の章で詳しく解説いたします。
オートミールの種類と特徴
では、一般的に食べられている電子レンジなどで加熱すればすぐに食べられるタイプのオートミールをさらに詳しく、種類別特徴を見ていきましょう。
このタイプのオートミールはどのタイプを選んでも、それほど大きな違いはありませんが、調理方法によっては、多少、より向いているというケースがあります。
ロールドオーツ
日本でもっとも一般的に販売されているタイプのオートミールが、ロールドオーツです。
一度蒸されてから、ひらべったくプレスしてから乾燥させたものですから、すでに加熱されているのですね。
オートミールの中でも、もっとも麦の形が残っているので食感もあり、麦のムチムチとした歯ごたえを感じることができます。
しかし、硬いので、そのまま食べるのには向いていません。
「本当はお米を食べたいけれど…」という人や、お米の代わりに食べたい人におすすめです。
クイックオーツ
クイックオーツは、前述のロールドオーツを細かく砕いたタイプのオートミールです。
ロールドオーツとの違いは、粒が細かいこと、なので熱湯で戻すだけでも食べることができるので、さらに手軽に食べられますね。
非常時などには、非加熱で食べることもできます。
水に溶けやすく調理しやすいので、スープなどに入れてボリュームアップさせるのも良いですね。
インスタントオーツ
インスタントオーツは、ロールドオーツにさらに調理工程が追加されており、それをもう一度乾燥させています。
一度調理されているため、クイックオーツよりもさらに形状が細かく、なめらかな口触りになっており、砂糖や塩で味付けをされているところも魅力です。
お湯、牛乳、豆乳などをかけるだけでおいしく食べられるので、調理時間がいらない。
「これだけで食事を済ませたい」という人には最適でしょう。
オートミールの種類別おすすめはこんな人
大きな差がない、ロールドオーツ、クイックオーツ、インスタントオーツですが、それぞれのオートミールがどんな人におすすめかご提案しましょう。
ロールドオーツ
ロールドオーツがおすすめな人はこんな人。
噛み応えがほしい。
ダイエットしたい。
米の代わりに食べたい。
クイックオーツ、インスタントオーツは、食べやすさを重視するあまり、細かく砕かれているため、お米とはかけ離れた印象になります。
今までの食事スタイルで、お米の部分だけをオートミールに換えたいということであれば、ロールドオーツが最適です。
クイックオーツ
クイックオーツがおすすめな人はこんな人。
短時間で調理したい。
そのまま食べたい。
ハンバーグやクッキーなどに入れたい。
オートミールを主食としてではなく、お肉のかさ増しに使ったり、小麦粉のようにお菓子作りに使いたいならば、クイックオーツがおすすめです。
加熱したほうがおいしいですが、そのまま食べられるところも魅力です。
離乳食やおかゆにも向いていますね。
インスタントオーツ
インスタントオーツがおすすめな人はこんな人。
最短で調理したい。
そのままおいしく食べたい。
インスタントオーツは、砂糖や塩で味付けされているため、本当にそのまま食べられます。
加熱しなくても、豆乳や水でふやかすだけで、すぐに食べられるので非常食としても有効ですね。
朝食にフルーツなどと混ぜて食べると手軽で食べやすいでしょう。
ただ食感はほとんどないので、お米の代わりには向いていません。
オートミールの種類とその違いは?種類別特徴やおすすめの人まとめ
今回は、オートミールの種類とその違いについて、種類別特徴やおすすめの人をまとめました。
一般的にオートミールと呼ばれているものは、ロールドオーツであり、お米の代用品にもっとも適しています。
加熱をしなくてもそのまま水に溶かして食べられるタイプが、クイックオーツとインスタントオーツです。
インスタントオーツは味付けまでされているので朝食代わりに食べられ、さらにお手軽です。しかし、ダイエット向きではありません。
ご自身の用途に合わせて、うまく使い分けてくださいね。