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高齢者にプロテインをおすすめしない?デメリットや体内での働きなど

Protein disadvantages for the elderly

「人生100年時代」と言われて随分経ちます。
これは大変素晴らしいことですが、「健康な状態」という条件が必要ですね。

長い人生を楽しむための条件のひとつに「健康であること」があげられます。財産があろうと健康な体がなければ何も楽しめないでしょう。

高齢者であってもトレーニングすれば筋力を維持、向上させることは可能です。
その際、プロテインを摂取すれば更に良い結果になるのでしょうか。また高齢者がプロテインを摂取しても大丈夫なのでしょうか。

プロテインには摂取方法によってはデメリットもあるようです。


ここでは、高齢者がプロテインを使用した場合のメリットとデメリットについて調べてみました。

高齢者にプロテインは必要?

プロテインを飲む高齢男性

多くの方は筋肉トレーニング(筋トレ)後にプロテインを摂取すると思います。最近では筋トレ直後でなくても大丈夫のような説もあるようですけど。

筋肉質の体を手に入れるには、筋トレをしてプロテインを摂取することが王道のように言われていますね。

年齢など関係なく、健康に過ごすためには筋肉が絶対に必要です。特に高齢者の場合は転倒
など防止するためには筋力をつけなくてはいけません。

高齢者でもトレーニング方法に注意して行うことで筋力の維持、向上が期待できます。

この時にタンパク質が必要になります。
ところが、高齢者の食事では食欲不振、消化機能の低下などにより十分な栄養素が摂取しにくくなっています。このため常にタンパク質不足の状態になっていると思われます。

食事から摂取するタンパク質が不足すると様々な問題が発生します。

筋力が低下することで、
足腰の筋力低下による転倒、かむ力(咀嚼力)の低下、そして内蔵も筋肉で動いているので筋力低下により食物を消化、吸収する力がなくなり結果的に栄養不足になります。
更に認知機能の低下やうつ病のリスクも高くなってしまいます。

このため高齢者は積極的にタンパク質を摂取する必要があります。

食事からタンパク質を摂取できない場合は、プロテインの摂取が非常に有効的です。

高齢者でもトレーニング後のゴールデンタイムにプロテイン摂取といきたいところですが、高齢者の場合は、食事のタイミングやその他のタイミングでも問題ありません。

プロテイン摂取によるデメリット

コップを持つ高齢者の手

プロテインに関しては賛否両論があるようです。

プロテイン自体は良質なタンパク質であり脂質も少なく、数多くの栄養素が含まれているので理想的な補助食品です。

プロテイン否定派の意見としては、大学の論文まで引用して無効性を主張しています。

プロテインはタンパク質ですから過剰摂取した場合、体内で余ったタンパク質は分解されて排泄されるため、肝臓や腎臓の負担になることが強調されています。

プロテイン摂取により疲れやすくなった、肥満になった、などの意見があるようです。

肯定派の意見としてはプロテインの効果には筋肉増量、健康維持など多くのメリットがあり、実際にプロテインの効果を身をもって経験しているのでプロテインを信頼しているといったところです。

誰も自分の体に必要なタンパク質量を正確に把握することは難しいのですが、適量を摂取することで体の負担も無くなり、健康で筋肉質な体を手に入れることができるのでしょう。

プロテインとは

プロテイン

今更ですが、プロテインとはタンパク質の事です。

国内や海外では非常に数多くのプロテインが販売されています。

プロテインは大きく分けて4種類に分類できます。

1.ホエイプロテイン(動物性)


原料は牛乳を使用しています。吸収が早く即効性があるプロテインです。

2.カゼインプロテイン(動物性)


原料は牛乳を使用しています。ホエイより吸収されるまでに時間がかかります。

3.ソイプロテイン(植物性)


現料は大豆タンパクを使用しています。吸収に時間がかかるのでゆっくり消化されていきます。

4.エッグプロテイン(動物性)


原料に鶏卵などの卵白を使用しています。

体内への吸収が速く牛乳を原料としたプロテインより脂肪分が少なくなっています。

この他にも多くの種類のプロテインがあり、フレーバーも数十種類あるため、自分の好みに合ったプロテインを選ぶことができます。

プロテイン体内の働き

プロテインジュース

プロテインはタンパク質です。タンパク質は体に必要不可欠な3大栄養素のひとつです。

ですがプロテインを摂取してもすぐには筋肉になりません。

プロテインは摂取されると体内で分解されアミノ酸になります。アミノ酸に分解されて初めて筋肉の材料になります。

プロテインからアミノ酸になる

プロテインを摂取すると体内でアミノ酸に分解されます。

アミノ酸は小腸から肝臓に移り、蓄えられます。蓄えられたアミノ酸が体全体の筋肉に運ばれて筋肉の材料になります。

この時に分解されたアミノ酸が適量であれば問題ありません。

プロテインを過剰摂取した場合、アミノ酸が「毒素」という扱いになり腎臓から尿として排出されます。

このため腎臓、肝臓に負担がかかるといいます。また、余ったアミノ酸は脂肪としても蓄積されるため肥満につながります。

このようにプロテインを過剰摂取した場合、肝臓と腎臓に負担がかかるため、体調不良や疲れやすい体になってしまう恐れがあるのです。

高齢者にプロテインをおすすめしない?デメリットや体内での働きまとめ

運動する高齢者

かつて人生は50年と言われた時代もあったようですが、現在では医療も食生活も発展したため長寿化が進んで「人生100年時代」と言われるようになりました。

長寿の秘訣は色々ありますが、食事、睡眠、ストレスフリー、運動と言ったように意外とシンプルです。

タンパク質は私たちの体には絶対必要な3大栄養素ですが、食事はタンパク質だけでなく多岐に亘る栄養を摂る必要があります。

高齢者の場合、様々な理由からタンパク質不足を補うにはプロテインが最適だと結論付けられます。
ところが、プロテインを過剰に摂取することにはデメリットもあるので注意したいですね。


プロテインの摂取量や特徴などの情報は非常に多いのですが、どの情報でも推奨される摂取量にそれほど違いはないようです。

プロテインは現代社会に生まれた未来的健康補助食品とも言えます。
プロテイン中心の食生活になるのは問題ですが、食生活にプロテインを上手に取り入れることで健康な生活が送れるのではないでしょうか。

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